素直にカエル3 ~先生と卒業式~




佐藤と別れ、オレは職員室に戻った


足の痛みなんてもう消えていた



「ん?田崎先生?大丈夫でしたか?」


福井先生はメガネをクイッとあげ、ちらりとオレを見た


オレの表情から何かを感じとった福井先生はそっとコーヒーをついでくれた



「あ…。どうも」


「ふふふ。モテる教師ってのも辛いですね」



福井先生こそ、その分類に入るハズだと思うんだけどな…


やっぱり天然



「そういや田崎先生。今日の仕事は他に何かあります?」


「あ…。まだ資料のコピーを50枚…」


ああ…


今日も南に会えねぇや


しばらく忙しくて会えてない


最後に『彼氏』として触れたのは…


準備室かな?



「なら僕がやっておきますよ」


「……え?」


「田崎先生もお忙しいみたいですし…ね?」