佐藤と別れ、オレは職員室に戻った
足の痛みなんてもう消えていた
「ん?田崎先生?大丈夫でしたか?」
福井先生はメガネをクイッとあげ、ちらりとオレを見た
オレの表情から何かを感じとった福井先生はそっとコーヒーをついでくれた
「あ…。どうも」
「ふふふ。モテる教師ってのも辛いですね」
福井先生こそ、その分類に入るハズだと思うんだけどな…
やっぱり天然
「そういや田崎先生。今日の仕事は他に何かあります?」
「あ…。まだ資料のコピーを50枚…」
ああ…
今日も南に会えねぇや
しばらく忙しくて会えてない
最後に『彼氏』として触れたのは…
準備室かな?
「なら僕がやっておきますよ」
「……え?」
「田崎先生もお忙しいみたいですし…ね?」

