豪華な夕食も


贅沢なお風呂も


なんとなく過ぎていく



まだ寝る時間にしては早かったので、1階にあるフリースペースでいつもの3人で話すことにした



「なんか飲み物買おう!」


「南は?」


「あ…じゃレモンティーで」



それぞれ飲み物を買い、ソファーに座る


周りには何人か同じ学校の子がいた



みんな楽しそうに話しているみたいだ



「別に部屋でもいいんだけどな…」


「ちょっと…気使っちゃうよね?」



いっちゃん達とも仲良くはなったけど…


やっぱりこの3人で話したいこともあるわけで…



「…んで?南は何考えてるんだ?」


「…え?」


「南は本当にわかりやすいよね!顔に書いてあるよ~!」



…理奈、あゆみ


やっぱりバレちゃったか



「実は…今夜先生の部屋に呼ばれてて…」



私が話しだすと2人は真剣に聞いてくれる



やっぱり持つべきものは友達だね



「へぇ…。田崎もなかなかやるなぁ」


「そんなに南を取られたくないのかな」



「取られるって誰に?」



私が?マークを浮かべると2人が両腕をガシッと掴んだ



「あたしと理奈に決まってるじゃん!先生ってば本当心狭いよね!」



あゆみは呆れながら、でもなぜかニヤニヤと笑った