ようやく解放されて、先生と少し距離を置く
「なんで離れんだよぉ~」
「せ、先生が変態だからっ!!」
少し乱れた息を整えながら、私は先生を睨む
「全っ然怖くねぇ…」
「ふんっ!もう用はないよね!帰るから!」
私は先生にべーっと舌を出して生物室を出た
全く…
先生は危機感ってのが、本当にないな…
生物室は教室棟の一番端だし、なかなか生徒は来ないけど…
「吉岡さん!」
「ぅわっ!!」
考え事をしながら廊下を歩いてたから、前から来た福井先生に気がつかなかった
「大丈夫ですか?なんかボーッとしてましたけど」
「だ、大丈夫です」
福井先生は腰を落とし、わざわざ視線を合わせてくれる
優しいのか…
天然なのか

