素直にカエル3 ~先生と卒業式~




ようやく解放されて、先生と少し距離を置く


「なんで離れんだよぉ~」


「せ、先生が変態だからっ!!」



少し乱れた息を整えながら、私は先生を睨む



「全っ然怖くねぇ…」


「ふんっ!もう用はないよね!帰るから!」


私は先生にべーっと舌を出して生物室を出た



全く…


先生は危機感ってのが、本当にないな…



生物室は教室棟の一番端だし、なかなか生徒は来ないけど…




「吉岡さん!」

「ぅわっ!!」



考え事をしながら廊下を歩いてたから、前から来た福井先生に気がつかなかった



「大丈夫ですか?なんかボーッとしてましたけど」


「だ、大丈夫です」



福井先生は腰を落とし、わざわざ視線を合わせてくれる



優しいのか…


天然なのか