素直にカエル3 ~先生と卒業式~


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いつも通りの放課後

今日で担任としての仕事が終わる


南の担任はハプニングでなったんだよな…


もしあれがなかったら今の2人の関係はないんだろうな


不思議だよな…



オレはほうきを片手に真っ青な寒空を見上げた


校庭の木々も寒そうに枝を揺らしている


でも、すぐに春がきて、夏がきて、秋がきて…………



また冬がくる


その時…南は何してるかな



自分の進路にすすめてるのかな



「…んせ、先生!」


「うわっ!!な、なんだ?」



考え事をしていたオレは後ろの気配に気がつかなかった



「何回呼んだと思うの?先生ったら!」



「あ、ああ。悪い。佐藤」



佐藤は毛先をくるくるとアイドルのように巻いていた


高校生として、ちょっとどうなんだ?と思うが…



上手くかわされるのでもう注意もしなくなった