「南……」


先生


ごめんなさい



そんな顔しないで


私が悪いんだよ



寂しいのに『会いたい』って言えない



恋しいのに『抱きしめて』って言えない




素直になれない私がいけないんだから




「先生…ごめんね」


「待て…南!誤解なんだ!」



先生は私の腕を掴んで、逃げようとした私を止めた



「やだ…!離して!」


「話を聞けよ!南!」




話なんか聞けない



聞いたら…



もっと先生と別れられなくなる



もっと先生を恋しくなる




「やだ!聞かない!先生なんか………大キライ!!!」









私は最低だ