「掃除終わったら一緒に帰ろーな!」


理奈は私にほうきを渡しながら言った


「あ…放課後はちょっと…先生に呼ばれてて」


「あ、そっか。最後だもんな!たくさん甘えてこいよー!」


理奈ってば…


『最後』だなんて



あ、クラスの担任としてってことか


勝手に勘違い…



「…そういや、あゆみって図書室掃除だっけ?遅ぇな…」


理奈と私はあゆみを迎えに図書室まで行こうとした


その時、廊下の向こうから歩いてくるあゆみの姿が…



「…え?ちょ、あゆみ?!」


私と理奈はあゆみに駆け寄った









あゆみの目からは涙が溢れていた