あれからしばらくたって、清水さんと音弥が付き合ったと聞いた。 すべては清水さんの思わく通り……… あれから、男と付き合うことをやめた……… ------ 目をあけたら、奏がいた。 私は抱きついた。 それで起きたのだろう。 頭を撫でながら、 「おはよう、菜月。」 と言った。 「奏………ごめんね……昨日は………」 「いいよ。てか、仕事だろ?風呂入って来いよ。」 「ん………」 「俺も仕事だし、帰るな。」 「ん……ほんとごめんね、ありがとう。」 奏は何も言わず頭を撫でてくれた。