瘴氣で充満した樹海には当前の事ながら道はなく、鬱蒼と繁る怪奇な草が膝下を覆っていた。
数が多すぎて一つ一つ説明するのも面倒だ。とにかく、普段御目に掛かれない奇抜な姿かたちをすた植物が巣食っている。
休みなく突き刺さる獣達の視線、鳴り響く怪鳥の声がただでさえ不気味なこの森を一層不気味にさせる。
「このあたりでいっかな?」
歩く事、約半時間。光が届かない森を突き進み続けた結果、林立していた木々も無く、少し拓けた場所にでた。
薄いながらも陽の光が幾本かの筋となって地面を照らしており、ここだけはまだニイナも多少は落ちつけるであろう。
「ここでするの?」
ニイナは辺りを警戒しながらその拓けた場所に入った。
落ちていた少し太めで短剣くらいの長さの木の枝を手にとり、俺も中央あたりまで行くとニイナと向かい合った。
「さてと、殺すつもりで俺を攻撃してこい」
「あなた魔道士だったの?」
「ん?俺がか?俺は魔法がちょっと使えるただの剣士だぜ。どした?」
「いや……剣も何も持ってないからてっきり……」
俺はケラケラ笑うと木の枝を肩でトントンと叩き、
「武器なら持ってるよ」
「え?」
「ほらコレ」
木の枝をニイナに差し向けた。さすがに唖然となるニイナ。
「ふざけてるの?」
怒気をはらんだ静かな声で言う。
数が多すぎて一つ一つ説明するのも面倒だ。とにかく、普段御目に掛かれない奇抜な姿かたちをすた植物が巣食っている。
休みなく突き刺さる獣達の視線、鳴り響く怪鳥の声がただでさえ不気味なこの森を一層不気味にさせる。
「このあたりでいっかな?」
歩く事、約半時間。光が届かない森を突き進み続けた結果、林立していた木々も無く、少し拓けた場所にでた。
薄いながらも陽の光が幾本かの筋となって地面を照らしており、ここだけはまだニイナも多少は落ちつけるであろう。
「ここでするの?」
ニイナは辺りを警戒しながらその拓けた場所に入った。
落ちていた少し太めで短剣くらいの長さの木の枝を手にとり、俺も中央あたりまで行くとニイナと向かい合った。
「さてと、殺すつもりで俺を攻撃してこい」
「あなた魔道士だったの?」
「ん?俺がか?俺は魔法がちょっと使えるただの剣士だぜ。どした?」
「いや……剣も何も持ってないからてっきり……」
俺はケラケラ笑うと木の枝を肩でトントンと叩き、
「武器なら持ってるよ」
「え?」
「ほらコレ」
木の枝をニイナに差し向けた。さすがに唖然となるニイナ。
「ふざけてるの?」
怒気をはらんだ静かな声で言う。

