Spirit of Dragon~断罪の炎編~

「魔道士としての才能は十分わかったが、あとは実戦経験と読みの深さを知るためと連携を兼ねて俺と戦ってもらう」
 
 
魔法は使えますが敵にあたりませんでした。味方に当てちゃいました。臆してすくんじゃいました、では話にならないからの提案。
 
 
ニイナは目を丸くして言った。
 
 
「へ?あたしが、あなたと?」
 
「ああそうだ。別に今すぐにヴァルハイドを倒さなくちゃならない、ってわけでもないんだろ?」
 
「そうだけど、でもどこで?」
 
「南にある“グーテの森”でやっちゃうか」
 
 
“グーテの森”とはここアルカルト大陸の最南端に位置する魔境のことで、モンスターだらけで人も住みつかないのでドンパチやるにはもってこいの場所だ。
 
 
「うん、わかった。いつからやるの?」
 
「今から」
 
 
そう俺が言うとニイナは勢いよく立ち上がった。やる気に満ちた輝かしい目を俺に向けて、 
 
 
「じゃあすぐに行こうよ」
 
 
しかしニイナの言葉に俺は首を左右にふり、そして座るよう促して言った。
 
 
「デザートがまだだ」