Spirit of Dragon~断罪の炎編~

「あたりめぇよ。で、単刀直入に言うと……わからない、だ」
 
「あ、やっぱり?」
 
 
わかってたけど。
 
 
「うむ。片目が無いやつだろ?
西にある“タパスの丘”の方に行った、とまではわかるがそれ以上は。巣をちょいちょい変えてるみたいだわ」
 
 
それを聞いて俺はう~む、とうなり腕組みをした。こいつの情報は一番新しい情報だからな。
 
 
今からなら急げばタパスで鉢合わせ、になるのか?う~む。ちょいちょい動く獲物はめんどくさい。
 
 
「まあ、詳しい事は“賢樹”にでも聞けや。あまり天空龍の情報については期待してなかっただろ?」
 
「あ?まあな」
 
「わるかったな。ハハ、でもお前が欲しい情報は一応もらってきてるぜ?」
 
「お、マジでか?剣のほうはどうなってた?」
 
「完成したさ。補助アイテムも一応俺が選んだやつだが、調達しておいた」
 
「あと――」
 
「防具だろ?ばっちしよ。いつもの部屋に置いといたから、召喚術で出せるからよ」
 
「イシュカ大好き!!」
 
 
俺は感極まってイシュカに抱きつこうとするが、両手を前につきだし拒否の態勢。
 
 
「やめろ!きしょくわりい。
昼行灯なお前が動いたんだ……久しぶりに友達からのサービス提供さ」
 
 
そう言ってイシュカはニカッと笑い親指をたてた。