「…朝、お前の制服見てわかった。元カノがこの学校だったから」




咄嗟にそう言っていた。





元カノなんて、いるわけない。




ましてや女と付き合ったことすらないんだから。





「その人…誰?胡桃」



風見の後ろから、風見の友達らしきヤツが不思議そうな顔をして現れた。





「…今日朝海に行ったら偶然会ったの」



「ふーん…」