「落ちついた?」



「うん…ありがと」




「大丈夫?」




「うん」



あたしたちは今、校門の近くの木の下にいる。



ここなら誰も来ない。



「会話…聞いてたの?」


あたしは2人に尋ねた。


2人は首を横に振った。



「…胡桃の表情見て、わかった」