「ほら、さっさと食べなさい!遅刻するわよ」


「はーい」


あたしは親に言われたとおり、さっさとご飯を食べて家を出た。



学校に着くと、いつもより騒がしかった。



クラスへ行くと、みんな落ち着きがない様子でうろうろしていた。



「あ、おはよう!胡桃!!」



あたしの親友である冴子(サエコ)が、笑顔であたしのもとへと駆けてきた。



「おーおはよ、冴子」



「今日で最後だね…」