朝の風はひんやりとして冷たかった。



その冷たさを肌で感じ、少し切なくなった。



海に着くと、あたしは浜辺に座った。



ん…?あれぇ……?



左のほうに人影が見える。



誰かな……?



あたしは立って、その人影に近寄ってみた。



すると…


「誰…?」



ひどく冷たい声が、あたしの耳に響いた。