2月。

明日は恵美ちゃんの誕生日。

あたしは恵美ちゃんへのプレゼントを何にしようか迷っていた。


「恵美ちゃん、何が好きなのかな…恵美ちゃんがうんっと喜んでくれる物をプレゼントしたいなぁ…」


部屋で考えていると、ユキがやってきた。

あれから2ヶ月たってユキは少し大きくなった。


「ユキー、何がいいと思う?」


ユキは床に落ちていた雑誌をくわえた。

あたしのところに来てそれを差し出す。