「…無理して言わなくていいって言ったじゃん。」


そう言って座る。


「無理してでもあたしは言いたいの…多岐君だから…」

「未来…」


あたしは多岐君の隣に座った。

そしてあの日のことを話し始めた。

一つ一つ丁寧に…

途中、泣きそうになったけど我慢した。

全部話すまで泣いたらいけないと思っていたから…