着々と近づいてくる受験。

あたしは日を重ねる度、不安になっていった。


「…恵美ちゃん、あたしS高に受かると思う?」

「受かるに決まってんじゃん!てか、受かってくれなきゃ私が困る。」

「え?」

「私は未来と一緒にS高に行って、雪先生と未来が付き合うのを見届ける義務があるの!」

「何それ。」

「だから、私は未来の恋のキューピットになんの!そんで、未来を幸せにさせるの。」


恵美ちゃんは前へスキップして行く。