次の日の朝、あたしは早速出来たばかりの歌詞を雄大達に見てもらうことにした。



「ふぅ~ん…」



まだ蒸し暑さが残る部室の中。椅子に腰を下ろして、あたしの歌詞を見ているヨッシーを取り囲むようにして立ちながら一緒に見ている雄大とシュン。


あたしの心臓は、さっきから、半端ないぐらいドキドキしてる。


なんて言われるんだろう?


感想が怖いや…。



もしもダメだって言われたら?


まぁ、その時はまた書き直せばいいんだけど…。



あぁー!ダメだ!


早く読んで感想言ってくれないかな?

自分が書いた歌詞を誰かに見せることが、こんなに恥ずかしいことなんて知らなかったよ。



「ねぇ、まだ?言いたいことあるなら、早く言って!?何言われても平気だよ」

きっと、多分…おそらくね…。


なんて1人でブツブツ言っているあたしの顔を読み終えたようなヨッシーが、ジッと見つめた。


雄大やシュンも、あたしの顔をジィーと見つめる。



「な、なに…?」