「はぁ…あたしにはヤッパリ無理なのかなぁ~」


瞼を閉じて、上を向いて広げたノートを顔の上に乗せた。



天から何か言葉が降って来ないかなぁ~…。



「なにやってんの、お前」



“なにやってんの、お前”って、この声…雄大!


そう思った瞬間、ノートをバサッと取られて、明るくなった視界にノートを見てる雄大の顔。



「ちょっ!見ないでよ!!」



とっさに立ち上がりノートをバッと取り上げた。



「なんで?別にいいじゃん見ても」


「ダメだって!字、汚いし。恥ずかし過ぎて見せれない!」




そんな事、気にしなくていいのにって笑う雄大。


「そんな事言われても、恥ずかしいものは恥ずかしいの!」



好きな人だから、尚更こんな恥ずかしいノート見せれないよ!!