「シュン…もしかして…」
「な、なんだよ?」
それって…それって…と、シュンの顔をジーと見つめるあたしの視線から逃げるように、少し頬を赤く染めるシュンに一言
「それって…美紀が好きになったってこと!?」
そう聞くと「なっ!?バカ!大声で言うな!!」と、余計に頬を赤く染めるシュン。
「図星なんだ!?顔、真っ赤にして可愛い!!」
そうからかうように言うと「ウルサイ!!智樺に聞くんじゃなかった!!」
まるで中学生みたいな純情少年みたいに、アァー!!と髪を両手でボサボサしながらブツブツ失敗したと呟いてる。

