春夏秋冬


本を奪い返し、手放そうとはしない。


そんな奪い合いを繰り返していたが、


彼女が諦めてくれたようで、


半分ずつ持つことになった。


俺はもちろん納得してないけど。


少し見回ってから、重たい本を


近くにあったテーブルに置いた。