本を奪い返し、手放そうとはしない。 そんな奪い合いを繰り返していたが、 彼女が諦めてくれたようで、 半分ずつ持つことになった。 俺はもちろん納得してないけど。 少し見回ってから、重たい本を 近くにあったテーブルに置いた。