春夏秋冬


「ん、じゃあそろそろ帰るわ。」


素っ気無く適当に別れを告げる。


帰っても用事など無いというのに。


期待を抱かせないために・・・


読みたかった本は藍によって


読む気を失い、嫌な過去の話を


思い出した事でいつもの俺に戻っていく。