春夏秋冬


苦しんでいたのだろう。


母は誰が見ても分かるほどに


精神的にもやつれて行った。


元々身体が弱かった母さんを、


俺は見ていられなかった。


「ごめんね、一也。お母さん、もう疲れちゃった。」


その時、俺は5歳。