春夏秋冬


片手を挙げて女の子に別れを告げた。


劣もまた、瑠美と言う女の子に気があるらしい。


まぁ、女の子なら誰に対してもあんな感じだけど、


俺にはなんとなく分かる。


そして、諦めが付かない様子の藍は、


俺の腕に絡み付いてきた。


「待ってよぉ、一也ってばいっつも同じ事言って断んじゃん。」