春夏秋冬


俺って心狭いんかなぁ・・・


でも、今はその衝動を抑えて。


「そうでしたか。それじゃ、失礼します。」


俺が立ち上がると始めて劣が言葉を発した。


「店長、一也が辞める事になるなら俺も辞めます。今まで有難う御座いました。」


店長に一礼して、部屋を出た。


戸が閉まる前に「頑張れ」と聞こえた気がした。