春夏秋冬


俺がカフェに着く前に、


冬李は走って出て行ってしまった。


泣きながら走っているから


足取りはおぼつかず、今にも転びそうだ。


彼氏サンの方はというと・・・


冬李を追いかける気は無い様で、


席に座って難しい顔をしている。