春夏秋冬


あんな取り乱した冬李は初めて見る。


「どうしたんだよ・・・」


心配そうに成り行きを見守る俺を見た劣は、


何故か俺の背中を押した。


「言ってこいよ。」


「え・・・?」


「心配なんだろ?・・・ほーらっ」