目が合い、赤くなって慌てて本へと


視線を落とす冬李に、愛おしさを覚えた。


ほんっと、どうしてこんなに惚れてんだよ。


伝えたくなる気持ちを抑えて、


悲しい現実に戻る。


「もう7時過ぎだけど・・・そろそろ帰ろうか?」