私は光太くんに近づいてなんとなく寝ている人に目を移す 「…え」 「遊佐。はっけーん?」 チャラけたように光太くんはそう言うと、 「じゃあ、後はごゆっくり~」 教室を出ていった。 あ。光太くんに悪いことしたな… 後でお礼言っとかなきゃな。 すーすー規則正しい息をしている遊佐をジーッとみる。 うん。綺麗な顔だっ