「相原、肩。 温めておけよ」 「はいっ」 試合も中盤に差し掛かった。 両校とも、点数が動かない。 交代のアナウンスが流れ、俺の名前が呼ばれた。 伏見学園もエースの三嶋を出してきた。 そろそろ向こうも本気になってきたって証拠だ。 「湊人、行くぞっ」 「あぁ―――」 大に肩を叩かれ、ダイヤモンドに近づく。 青い空の下。 ダイヤモンドの上に立った。 「よしっ、やるか―――」 ボールを構え、大が構えるミットに向かってボールを投げる。 俺の、最後の試合が始まった。