綾乃は、有美香のそんな視線は、いつも感じている。

うっとおしく思っていた。

誰にでも、誠実な対応。真剣な眼差し。

綾乃には、ない…いつも本音の心。

そんな有美香が、気持ち悪かった。

私は……。

私の本音は…。

誰も信じてないという事。

表面的に取り繕う事だけ、かなりうまい。

多分、全ての人を騙している…。