「私の通り名は ”ブルーローズ” 名に不可能の意を持つただ一人の能力者よ」 不可能? それって・・・。 「その能力に不可能がどう関係しているんですか?」 葵さんは少し間をおいて話し始めた。 「簡単に言うと、 そうねえ・・・ 『私の辞書に不可能の文字は無い』 をそのまま現代に持ってきた感じかしら」 えっ、それって・・ 「かなりすごいんのではっ!」 だって葵さんには不可能がないんでしょ!? 「だから貴女を引き取れたのよ」