姫サロンへようこそ




そうつぶやいた、葵さんは急に黙り込んだ。


そしてまじめな顔になった後、あたしの方を向いた。

「貴女能力があるって言われたんでしょう?」

いきなり予想していない問題を問われたものだからびっくりしながら
ハ、ハイッ!と答えた。


「そう・・・。

この世にはたくさんの能力が存在するわ。

貴女にもそれがあるように私も能力を持ってる。

そのせいでこの蒼い薔薇は存在するの」