「蒼い・・・・薔薇?」 何で? まだこの世には無いはずじゃっ! 「あら、真麻ちゃん頭がいいのね。 蒼い薔薇が存在していないことを知っているなんて」 微笑みながら答える葵さん。 あたしは恐る恐る聞いた。 「なっ、何でここには蒼い薔薇があるんですか?」 「何でだと思う?」 目を細め遠くを見ながら逆にたずねてきた。 「優秀な科学者を雇っているとか?」 その答えによりそのえくぼが深くなった。 はずれね。