「覚悟はとっくに決まってる。


あたしは姫里に助けられたから、今あたしはここにいるの。



姫里の為ならなんだってする」


そういった真麻ちゃんはいつもとは違う強い雰囲気を醸し出していた。



目に入る力の違いだろうか?


身体全体に気迫漂う真麻ちゃんはただ事ではない空気。




それを横目で見ていた俺には話の内容が理解出来ずにいた。



銀音は難しい事ばかり言うし…。


全く意味不明。



最近、銀音が俺みたいな普通の人間とは違う能力を持っている事は理解した。


銀音の能力は瞬間抹殺。

行き過ぎた運動神経が成すその能力にはびっくりしたけど。