「まさか一人で戦ったりしないよね!?」
はかない彼女を見ているとなんでも一人で抱え混んでしまう気がする。
思えば、小さい頃から強い能力の持ち主で。
誰からも憧れられて。
誰にも頼らず生きてきたんじゃないかな?
それはきっと辛いことで、でもしょうがないと諦めて来たんだろう。
1番強いけど、
ふと見せる哀しい表情が胸を締め付ける。
「自分が一人きりでいるとは思わないで!
姫サロンのメンバーだって、君の友達だってみんな味方だから!!
俺にもすこしぐらいやれることがあるなら。
頼れ!
俺を頼れよ!!」
ずっといえなかったことが言えた気がした。