俺はまだ知らない。 こうやって俺が立ち止まっている間にも、 あの人が動いていたことを。 あの人が・・・。 俺を裏切っていたことを。 ・・・・・ ・・・・ ・・・ 「もうすぐだよ。君にやっと会える。 ちょっと荒っぽいやり方であんまり気は進まないけれど、 君が目覚めてくれるのにはこの方法しかないんだ。 姫も喜ぶよ、君の目覚めを、 瀬名」 あの人、 四季さんが・・・。