姫サロンへようこそ



驚く俺をよそに河南は続ける。


「しかし、今日確認した所、坂本 姫里は学園に難なく戻り普段通りに登校したことが分かりました。」


嘘だろう!?


だってここから学園の距離は遠い。


多分、飛行機や電車を駆使しても三日はかかる。


待てよ?


「河南、俺が倒れてからどのくらい時間がたった?」


「三日です」


三日!?


三日も俺は倒れていたのか!


それだけあればあいつだったら学園に戻れるかも知れない。



「それと、一ついい忘れていたことがあります」