姫里は朝日君のことが好きなんだと思ってた。 朝日君が能力のことで悩んでいると苦しそうな表情をするし、姫サロンの男子のなかで1番話す。 ・・・・ ・・・ ・・ 「私は麗とは違うから」 「えー! でもいいな、とか思ったりはしないの?」 夜、今日はあたしの部屋でガールズトーク! ではないんだけど……。 「それよりもそっちの取引終わった?」 「ああ! まだ!」 「明日は会長が本社にいらっしゃるから連絡、しといてね」 なんて的確なやつだ!! あたしは足元にも及ばない。