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次の日、俺は姫と王妃を純の衣装部屋に案内した。
「すっごい・・・。
これって一着十万円以上は絶対するよね・・・」
そう言った真麻ちゃんはもう奥の方へと走っていた。
ここの服を売ったらどのくらいの金になるんだろう?
とか、つい考えてしまう。
ここには世界のハイブランドが集まっている。
なんでも純の親戚はみんなファッション関係の仕事をしていて、見本で作った服や、倉庫に眠っていた服を全て純にまわしているらしい。
あっても邪魔だからだと言うがよく考えてみたら・・・。
商品化しなかった幻の服や、
大人気になった最初の一着があるってことなんじゃ・・・・。

