倒れたときのダメージが残っているようでまだ視点が定まらないよう。 多分・・。 俺の言ったことも理解できてないと思う。 「それはきっと無理なことね」 急に聞こえた声にびっくりした。 この声は当然銀音の声じゃない。 姫里ちゃんだった。 この子ホントミステリアスなことがあるよな・・・。 いつの間にかここにいるし。 財界のコネもたくさん持っているよう。 一番ミステリーなのは、 彼女の恵まれ過ぎた美貌だろうけど。