姫サロンへようこそ




「一目ぼれだとぉ?

ふざけるのも大概にしろよ!

こんな短時間で人を好きになったりすることができる訳ないだろう!!」



現にあたしは今まで人を好きになったことがない。


なのにこいつはこんな短時間で人を好きになれるのか!?



「俺だって今まで恋とか愛とか鈍くてわかんなかった。

けど、あんたのこと見てるとドキドキして今までに感じたことのない感覚になるんだ!!


たぶんこれが恋なんだよ!!」



こいついかれてる・・・。


よりによってあたしを好きになるとは・・・。



可愛そうに。




「あんた。
女見る目がないのね。



あたしは政府機関の殺人機。


機械に恋する様じゃ終わりね」




なるべく、相手に気を持たせないように。



残酷な言葉をわざと並べた。