「二人は気が合うみたいね」 「「気なんて合わない!!」」 「ぶっ!!」 また姫里は笑っている。 むぅ~~~!! 完全に遊ばれている。 いつも姫里は一歩上手だ。 一度も勝てたことがない。 「一応言っとくけど、私たちが何をしてはいけないかぐらいわかっているでしょう?」 「当たり前だ!! それにこいつにそんな気は起きない!!」 こいつが言っていること。 それは、 人を愛すな。 という、人を殺す能力を持つものに課せられる掟。 姫里、真麻そして僕はその掟に従うものだ。