俺、どうかしてる・・・。 この子達をもっと自由にしたい。 もっと自分は自分だけのものであることを教えてあげたい。 そう思うと勝手に口が開いていた。 「ねえ、銀音ちゃんも姫サロンに入らない? そうだな・・・。 女の子だって事がばれないように『王子』として」 激震がその場に居た陽太郎に走ったのがわかった。 だって 王子は今俺が作った役職だから。