「あたし、陽太郎を裏切ったよね」
「そうだね」
「君は僕に『一人にしない』って約束をした。
その三日後、君は日本をたった」
本当にあたしは罪深い。
あの時、傷ついて泣いた陽太郎を一人にしたんだ。
そしてあたしは更に罪を重ねた・・・。
「あたし、もっと・・・。陽太郎を裏切ってるんだ・・・」
言いたくなかった・・・。
もうこれを言ってしまったら、平常心でいられない。
涙は止まらない。
本当は陽太郎のほうが泣きたいくらいだろうに、あたしが泣いてる。
あたしもずるい女なんだよ。陽太郎。
「知ってる」
え?
それはどのことについての知ってるなの?
「麗がどんな罪を犯したのか知ってる」

