痛む胸を押さえながら保健室へ向かった。 …寝て2時間くらいサボろう。 ――――――――――― 「……―――し!…―――がしッ!」 んだよ…るせーな。 遠くに聞こえる聞き覚えのある声。 透き通ってて濁りの無い 俺の好きな声。 「ん…るせぇよ…(怒)」 「東ッ!!」 「あ?」 目を擦って思い瞼を開ける。まだ寝ぼけてた俺は目の前にいたのが誰なのか どれくらい寝てたのか…なんて知るよしもなかった。 「東、こんな時にまで寝ぼけないでッ」 ペチンッ 軽いビンタが俺を目覚めさせる。