でも、空港へアイツは来てくれるだろうか? 適当な言い訳で誤魔化して。 アイツは絶対気付いてる。 俺が…俺の意志でアッチへ行くんじゃないって。 だからこそ、来てくれることを願う。 そればかり。 「…もう…一週間前か」 近くにあった小さいソファに腰をおろし、ボソッと呟く俺。 だっせぇ。