言い出しづらくて、俺は言葉に詰まりながら











『もっと傍にきて』





それを呟いた。













温もりが冷めないうちに








綾乃の唇の感触がいつまでも残っていられるように。












はやく…もっと傍に…―――――――――。












【Come closer to me. END】