光を照らしてくれて、気付かせてくれたのは、仕事でもあり、友達やさくらの周りに居てくれた人達なんだと思う…。


いつも一人…。


一人でも大丈夫…。
さくらの口癖だった言葉。

でもさくらは一人じゃなかった。周りにはたくさんの人達が居る事に、やっと気が付いてくれた…。


なんとか陸が見える辺りまで近づいて来てくれた…。


それは、さくらが生きようとした力…。


まだ体にも心にも深い傷はあるはず…。


後は時間がかかるだろうけど、必ず今のさくらなら治せるはず。


焦りでまた踏み外す事があるかもしれない…。


でもさくらはもう気付いているはず…。



もう戻らない。



戻りたくないって。