淳はさくらの返事を聞いて、大丈夫だろうと信じる事にした。


そして乾杯をして、食事を始めた。


「ところで病気の方はどお?」


「薬は相変わらず飲んでるけど、2年前とか去年に比べたら全然マシ。」


「それならいいけど…でもびっくりしたよ。メールを見てから色々と調べたけど、そういう病気の例え話が載ってた。部屋の電気をいっぱい使うと、どうなる?ブレーカーが落ちるよな。それが正常な機械の動作…。人間も色んな事を考え過ぎたり、体力使うと自動的に体が止めるって動作になるらしい。だから正常な人間の動作なんだ。簡単に言えば真面目にしてる。真面目過ぎて、思い込むとそうなるって書いてあった。
さくらも決して自分がおかしいとか、普通と違うって思わない事や。体としては、正常な動作が作動した。機能として正解なんだよ。苦しいのはわかるけど、普通で無いとか、落ち込む事は無い。むしろ作動しない人は、諦めたり、ちゃらんぽらんで、どこか手抜きしてる。嘘つき、悪い事もしたり騙している。いろいろ性格が変わって行ってる人達なんだよ。さくらとは5年以上も、それなりにメールや電話もしてるけど、頑張り屋で、猪突猛進、きっちりして、思いやりも優しさもある。ピュアな心があると思う。口説いてるわけじゃない。身の丈を過ぎた事を、若い時分にし過ぎた事が原因にあるんじゃないか…。それだけは、間違ってたと思う。だから今から自分を改めたら治せるんじゃないか?時間はある…ゆっくり考えて行けばいい。」


いろいろ調べて、こんなに熱く語っている淳…やっぱり淳らしい。


「うん」てうなずくしか出来なかったけど、さくらの心の中は涙でたっぷり…。

ありがとうね…淳。